CSRアンケート、適当に答えていませんか? 「とりあえず提出」が招く意外なリスク

こんにちは。大阪の社労士スパツオーネ社労士Webの竹本です。

「また面倒な書類が来た…」と思っていませんか?

 

ある日突然、取引先の大手企業から送られてくる 「CSR調達アンケート」や「サプライチェーン調査票」。 項目を見ると、「人権方針はありますか?」 「サプライヤーの労働環境を把握していますか?」 といった、普段聞き慣れない難しい質問が並んでいます。

 

正直、中小企業には関係ないと思っていませんか?

 

多くの社長様の本音は、こうではないでしょうか。 「うちは中小企業だし、そんな大げさなことは関係ない」 「現場は人手不足で手一杯。時間もカネもないのに」。 実は、私自身も社労士として、最初はそう思っていました。 「日本の法律さえ守っていれば十分ではないか?」と。

 

「とりあえず『Yes』」にして出すことの怖さ

 

しかし、取引に影響が出たら困るからといって、 実態はないけれど「とりあえず『Yes(取り組んでいる)』」にする。 あるいは、ネットのひな形をコピペして、 形だけの方針を作って済ませようとする。 もしそう考えているなら、少し立ち止まってください。

 

後から「嘘」がバレた時が一番のリスクです

 

それは、基礎工事をせずに家を建てるようなものです。 回答を急ぐあまり、実態と違う「理想の回答」をしてしまい、 後から監査が入って「虚偽報告」とみなされれば、 取引停止など、経営にとって最大のリスクになりかねません。 アンケートはテストではありません。満点を取る必要はないのです。

 

学生は御社のホームページを見ています

 

もう一つ、社長様にぜひ知っていただきたい事実があります。 「取引先さえ納得させればいい」と思っていませんか? 実は、もっと厳しい目で見ている人たちがいます。 それは、御社が採用したいと考えている「学生たち」です。

 

「薄っぺらい」方針はすぐに見抜かれます

 

今の学生は、学校教育でSDGsや人権について深く学んでいます。 私たち社会人世代よりも、ずっと敏感な感覚を持っています。 彼らが就職活動で企業のホームページを見た時、 どこかからコピーしたような「薄っぺらい方針」が載っていたら、 彼らはその会社に対してどう感じるでしょうか。

 

「恥ずかしいサイト」になっていませんか?

 

「この会社、形だけだな」「本気じゃないな」と見抜かれます。 他社のサイトと比較して、その差を敏感に感じ取ります。 採用難の今、実態のない対応を載せることは、 かえって「選ばれない理由」を作ることになりかねません。 ホームページは、会社の「顔」そのものなのです。

 

 

「急がば回れ」が一番の近道です

 

では、どうすればいいのでしょうか? 答えはシンプルですが、少し勇気が必要です。 それは、「急がば回れ」のアプローチをとることです。 いきなり立派な方針を作る必要はありません。 まずは、ありのままの現状を見つめることから始めましょう。

 

 

まずは「健康診断」から始めましょう

  • 現場で無理な残業は起きていないか?
  • 外国人スタッフが言葉の壁で困っていないか?
  • 相談窓口は、形だけでなく本当に機能しているか? これらを一つひとつ確認する「健康診断」が先決です。 何に取り組むべきかを知らずに、方針は作れません。

社長自身の言葉で語ることが大切です

 

そして、借りてきた言葉ではなく、社長ご自身の言葉で 「私たちは、働く人をこうやって大切にします」と宣言する。 それが、本当の意味での「人権方針」です。 不格好でも、実態に基づいた言葉には力が宿ります。 それが学生や取引先の心に響くのです。

 

 

社労士は「手続き」だけの存在ではありません

 

私たち社労士は、これまでのような「手続き代行」だけでなく、 こうした「会社を強くする土台づくり」を支援します。 ホームページの「言葉選び」から、現場との対話まで、 経営者の皆さんと一緒に汗をかいて取り組みたいと考えています。 アンケートが届いた時こそ、会社が変わるチャンスです。

 

 

難しく考えず、まずは雑談から

 

「何から手を付ければいいか分からない」 そんな社長様、まずは雑談から始めませんか? 「うちの会社、学生からどう見えているかな?」 そんな問いかけが、会社を強くする第一歩になります。 ぜひ、お気軽にご相談ください。


CSRアンケートがきた!


CSRがアンケートが来た!そんなときどう取り組めば良いか、わかりやすく解説したオリジナル動画です。(4分30秒動画)

まずは、本編の前にこちらをご覧ください🔻

CSR 人権方針の策定

気軽にお問合せください。