【1年目初期】ハラスメント対策も人権DDになる?まず棚卸しから始めるべき理由

▼ 3年計画ロードマップ

今ここ! STEP 1

1年目【初期】
既存の取り組みを棚卸しして
人権方針の土台を作る

STEP 2

1年目【中期〜後期】
人権方針を策定・社内に周知する

STEP 3

2〜3年目
運用・モニタリング・継続改善

こんにちは!大阪を中心に活動しております、BHR推進社労士の竹本です。
今回から、人権デュー・ディリジェンス(人権DD)の実際の運用を、3年計画のロードマップに沿って深掘りしていく新シリーズがスタートします!第1弾(通算第6回)は、1年目初期の正しい動き方についてです。

"人権DDなんてうちの会社は何もやっていない"と難しく考えて尻込みしている企業が非常に多いけれど、もっと丁寧に棚卸しをすれば「意外とできている」ということがわかってきます。

1. 焦ってひな形をコピペするのは絶対NG!

取引先から急に「人権方針はありますか?」とCSRアンケートが届くと、多くの担当者様は焦ってしまいます。

「人権なんて難しいこと、うちでは何もやっていない」と思い込み、とりあえずネットにある他社の人権方針のひな形をコピペして提出したくなるかもしれません。

しかし、これは一番やってはいけない失敗の典型例です。「急いで人権方針を作る」こと自体が目的化してしまうと、社内の理解も得られず、実態と違う方針を作って後で嘘がバレるという大きな経営リスクを抱えることになります。

まずは焦らず、「急がば回れ」のアプローチで取り組むことが成功の秘訣です。

2. 実は立派な人権対策!既存の取り組みを棚卸ししよう

人権方針を作るために真っ先にやるべきことは、社内にある既存の取り組みを徹底的に洗い出すことです。

例えば、御社に次のような取り組みはありませんか?

ハラスメント相談窓口の設置

ノー残業デーの実施や有給休暇の取得推進

安全衛生委員会による事故防止活動

外国人スタッフへのやさしい日本語でのサポート

💡 ポイント

労働時間の削減やハラスメント対策など、会社が従業員のためにすでにやっている労務管理は、労働者の健康と尊厳を守る立派な「人権尊重の取り組み」です。

3. 難しく考えず、業務の延長線上で整理する

「なーんだ、これも人権DDの取り組みだったのか!」と気づくことができれば、そこから自社の実態に合った人権方針の土台を作っていくことができます。

まずは自社の経営理念や社是と紐付けながら、今ある足元の取り組みを整理(棚卸し)してみましょう。

「自分たちの業務の延長線上には必ず何らかの問題があるので、それを整理するという軸を持って問題を見ていくと始めやすい」
―― ある中小企業の経営者より

▶ 動画でサクッと見たい方はこちら!

1年目の初期は、完璧な方針をいきなり作ろうとせず、
まず自社がすでにやっている素晴らしい取り組みに気づくことから始めましょう。
「自社の実態に合った人権方針を作りたい」「棚卸しを手伝ってほしい」と思ったら、
ぜひBHR推進社労士にご相談ください!

勤怠の設定も、労務の問題も解決したいなら、
スパツオーネ社労士Webまでご相談ください。