パワハラ環境チェックリスト‥未然に防ぐために

パワーハラスメントの『雇用管理上の措置義務』 に ついて、中小事業主においても2022年4月1日から義務化されました。

パワハラが起きにくい職場にするには?

 

管理職が自身の行動や態度を評価し改善することで、パワハラの起こりにくい職場環境にすることが可能です。

わかり合うことから信頼が生まれることも。

チェックリストでチェックを入れられなかった箇所については、改善の余地アリ!です。 

 

1. オープンなコミュニケーション

□ 定期的に従業員とミーティングを行っている。

例:月に一度の全体ミーティングと週一の個別面談。

□ 従業員の意見やフィードバックを積極的に求めている。

例:ミーティングで「どのように改善できるか」を尋ねる。

□ 提供されたフィードバックに対して、建設的な方法で対応している。

例:フィードバックを基に実際に改善策を検討し、実施。

 

2. エンパワーメントと信頼の構築

□ 従業員に自己決定の機会を与えている。

例:プロジェクトのアプローチ方法を従業員に決定させる。

□ 従業員の能力を信頼し、適切な責任を委譲している。

例:重要な顧客との会議を従業員に任せる。

□ 従業員の自発性と独立性を促進している。

例:目標達成のための方法を従業員自身に考えさせる。

 

3. 多様性と包摂性の促進

□ さまざまな背景を持つ従業員を尊重している。

例:文化的な背景や価値観の違いを認識し、尊重する態度を示す。

□ 包摂的な職場環境を推進している。

例:多様なバックグラウンドを持つ人々を採用し、チームに組み込む。

□ 多様性を重視した政策や取り組みを実施している。

例:多様性に関する研修やワークショップを定期的に開催。

 

4. 効果的なフィードバックの提供

□ フィードバックは建設的かつバランスが取れている。

例:具体的な改善点と共に、良い点も強調する。

□ ポジティブな成果と改善点の両方を指摘している。

例:プロジェクトの成功要因と改善が必要なエリアを明確にする。

□ フィードバックは明確で理解しやすい。

例:具体的な例と共に、具体的なアクションプランを提案。

 

5. コンフリクト管理と解決

□ 職場の対立を適時に識別している。

例:チーム内の緊張を感じ取り、話し合いを促進する。

□ 公平かつ効果的な解決策を提供している。

例:両方の意見を聞き、中立的な立場から解決策を提示。

□ チーム内の協力と調和を促進している。

例:チームビルディング活動や共同の目標設定を通じて協力を促進。

 

6. 継続的な学習と成長

□ 定期的に自己のリーダーシップスキルを評価している。

例:自己評価や同僚からのフィードバックを定期的に収集。

□ コミュニケーション能力の向上に努めている。

例:コミュニケーション研修に参加する。

□ 新しいリーダーシップの方法や戦略を学ぶためのリソースを活用している。

例:業界のリーダーシップに関する書籍やセミナーを活用。

 

以上、いかがでしたでしょうか?

普段、部下が自分の席にやってきたら‥。

部下の方に体を向けて頷きながら親身に話を聴く、そんなことができる管理職の方は中々少ないと感じます。

上司にならそうするけど部下には態度が変わる。そんなことはありませんか?

もし部下に対してできていない場合、部下の方に体を向けて頷きながら親身に話を聴く、そういうところからやっていくとコミュニケーション力がグンと上がります。